AGAの副作用について

AGA(男性型脱毛症)は、日本人男性の約3割に見られる症状で、額から頭頂部にかけての頭髪が軟毛化するということが特徴です。

 

これは、この部分のヘアサイクルが狂わされているからで、通常であれば3年から4年程度は頭髪は成長を続けるのですが、AGAの場合は半年程度で寿命となってしまいます。このために、洗髪時の抜け毛に先がとがったものが占める割合が多くなります。

 

ただし、AGAに対しては既に治療薬が開発されており、90パーセント以上の確率で進行を食い止めることが可能です。この治療薬は内服タイプということで飲む育毛剤と呼ばれており、医療機関で処方されています。

 

AGAの原因物質DHTの生産に関与している還元酵素の活性を抑制するというのが具体的な作用で、これによりヘアサイクルが正常化することで脱毛症の進行が止まるという仕組みです。

 

なお、AGAの原因物質DHTは、男性ホルモンのテストステロンが変化したもので、本来は男性性器の発育に関与している物質です。ところが、毛乳頭細胞の男性ホルモン受容体の感受性によっては、これと結合して頭皮の皮脂を分泌量を増加させるという働きを行います。これにより、毛根が皮脂に塞がれてしまうので、頭髪の成長が阻害されるという結果につながります。

 

AGA治療薬プロペシアは、このようなDHTの働きを結果的に阻害する作用があり、皮脂によるダメージから頭皮を開放することになります。これにより、頭髪にはプラスの作用が及ぶのですが、DHTが担っている本来の役割まで抑制されることになります。つまり、プロペシアを服用すると副作用に見舞われるということです。
このために、プロペシアは未成年者と妊娠している女性は服用することを禁止されています。これは、男性性器の発育が阻害されてしまうからで、未成熟な段階での服用は認められていないからです。なお、近年は女性の薄毛も増加していますが、プロペシアを使用することは出来ません。これは、海外で実施された臨床試験により、効果が無いことが確認されています。